お子様が大麻、覚醒剤、コカイン、MDMAなどの薬物事件に関わり、
「警察から呼出しを受けた」
「突然、自宅の家宅捜索を受けた」
「子どもが逮捕された」
「少年院に入る可能性があるのか分からない」
など、不安に感じている保護者の方も多いと思います。
少年の薬物事件では、事件を認めているのか、薬物であることを知らなかったなど犯罪の成立を争っているのかによって、必要となる弁護活動が大きく異なります。
また、事件を認めている場合でも、なぜ薬物に関わったのかを整理し、再び薬物に関わらないための環境を整えていくことが重要です。
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少年事件では成人事件とは異なる対応が必要です
成人事件と少年事件では、制度や手続がそもそも異なるため、成人の刑事事件で行われる弁護活動が、そのまま少年事件にも妥当するわけではありません。
少年事件では、少年事件特有の考え方を踏まえて対応することが非常に重要です。
少年の薬物事件で問題となる犯罪
薬物事件では、薬物の種類や行為の内容によって、適用される法律が異なります。
大麻やコカイン、MDMAなどについては麻薬及び向精神薬取締法違反、覚醒剤については覚醒剤取締法違反が問題となります。
少年事件では、これらの薬物の使用、所持、譲受け、譲渡しなどが問題となることがあります。
また、薬物の種類や行為の態様によって、成立する犯罪やその重さも異なります。
事件について争う場合(否認事件)の弁護活動
薬物事件では、少年本人が違法薬物についてどのような認識を持っていたのかが、犯罪の成立に関わることがあります。
そのため、薬物であることを知らなかったなど、事件について争う場合には、取調べへの対応が特に重要です。
どのように供述するのか、そもそも供述してよいのかを、事件の内容や証拠関係などを踏まえて適切に判断する必要があります。
当事務所では、取調べ前に少年本人と打合せを行って対応方針を検討し、取調べ後にも実際の質問や回答内容を確認した上で、次の取調べに向けた準備を行います。
取調べは、一度終わってしまうとやり直しがききません。
事件について争う場合には、最初の取調べを受ける前から弁護士に相談することが重要です。
事件を認めている場合(認め事件)の弁護活動
薬物を使用したことや所持していたことを認めている場合には、単に、「反省しています」、「もう二度と薬物とは関わりません」と話すだけでは十分ではありません。
少年事件では、家庭裁判所調査官が少年本人や保護者に対する調査を行います。薬物事件では、事件の内容だけでなく、なぜ薬物に手を出したのか、薬物に関係する交友関係が残っていないか、再び薬物に関わらないためにどのような環境を整えるのかといった点についても深く調査されます。
例えば、友人に誘われたことがきっかけであれば、単に「友人に誘われたから」と説明するだけでなく、なぜ断ることができなかったのか、今後同じような誘いを受けた場合にどう対応するのかまで考える必要があります。
当事務所では、少年本人や保護者と一緒に、薬物に関わった原因、交友関係、家庭環境、学校や仕事などを確認し、再び薬物に関わらないために必要な対応を検討します。
家庭裁判所送致後には、家庭裁判所調査官との面接に向けた準備を行い、更生に向けた取組みや今後の生活環境などを、必要に応じて家庭裁判所へ伝えていきます。
薬物との関係を今回限りで断つことが重要です
薬物事件は、少年だからといって軽く考えてよい事件ではありません。
事件の内容や少年本人の状況によっては、少年院送致や検察官送致などの厳しい処分がくだされることもあります。
また、薬物には依存性があり、その危険性を十分に理解しないまま、薬物との関係や薬物に手を出した原因が残っていれば、再び薬物に関わってしまうおそれがあります。
だからこそ、今回の事件では、目の前の少年審判でどのような処分になるのかだけを考えるのではなく、少年本人が薬物との関係をここで断ち切り、今後二度と薬物に関わることなく生活していける状態を作ることが大切です。
そのためには、薬物に関わった原因を整理し、更生に向けた具体的な取組みを進めていく必要があります。
今回の事件で薬物との関係を断つことができなければ、将来再び同じ問題を繰り返す可能性もあります。
成人した後に再び薬物事件を起こせば、そのときは成人の刑事事件として扱われます。起訴されて有罪となれば前科がつき、さらに薬物事件を繰り返せば実刑判決にもつながります。
少年審判に向けた準備をすることはもちろん重要ですが、今回の事件への対応は、少年審判が終わればそれでよいというものではありません。少年本人が今後薬物に関わることなく生活していくために、この機会に薬物との関係やその背景にある問題に向き合うことが重要です。
当事務所では、目の前の処分だけではなく、その先の生活も見据え、少年本人・保護者それぞれと話を重ねながら、更生に向けた対応を一緒に考えていきます。
少年の薬物事件では早い段階からの対応が重要です
少年の薬物事件では、事件について争う場合と認めている場合とで、必要となる対応が異なります。
事件について争う場合には、取調べを受ける前から対応を検討することが重要です。
事件を認めている場合には、目の前の処分だけではなく、今回の事件をきっかけとして薬物との関係を断ち、再び同じ問題を繰り返さないための取組みを始めることが重要です。
警察から呼出しを受けている場合や逮捕されている場合はもちろん、まだ警察から連絡を受けていない段階でも構いません。
お子様が薬物事件に関わった可能性がある場合には、できるだけ早い段階でご相談ください。
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